排気処理
塗装の工程が適切に扱わないと、環境に有害な排気と臭気を発生させてしまうことがあります。これらのガスと臭気は、大気中に放出されないように排気流から除去される必要があります。
Dürrは排気処理技術の完全なる製品ポートフォリオを提供し、自らを産業的塗装工業の重要なパートナーとして認識しています。ポートフォリオには、設備の理想的な運転への持続的で効果的な貢献をするさまざまな要求事項に対し、お客様にカスタマイズされた経済的な排気処理ソリューションを見つけることが可能です。Dürrの熱回収装置と組み合わせて、排気処理の持続可能なシステムは、以前まで未使用だったエネルギーをプロセスに還元することが可能になります。
空気浄化の効果の高い方法により、法的要件が満たされ、排出限界値の遵守だけでなく、最大限のエネルギー効率も達成されます。すべての設備はお客様の要求事項に応じて計画、製造されます。
Dürrの完全なる排気処理設備に加え、お客様の既存設備のバーナーをシンプルに交換する選択肢もあります。 これは、限界値の厳格化がされると必要となります。
塗装工程に加え、Dürrの排気処理設備を応用できる産業分野が他にもあります。 これには、化学工業、製薬業、食品業界または印刷工業、コーティング工業が含まれます。
塗装ブース – 塗料の塗布
塗装・乾燥工程から発生する排気は、Ecopure®テクノロジーとDürrのシステムにより、効率良く浄化されます。スプレーブース内での塗料の塗布の際に浄化を要する有害物質が発生します。発生する排気の体積容量には多くの場合わずかな有害物質が含まれていて、そのため本来の排気処理の前に、これらの有害物質の濃縮が求められます。それによって、工程全体が経済的、持続的かつ効率的に構成されます。
その目的で、DürrはEcopure® CRC濃縮器を提供しています。このシステムには吸着処理が利用されています。吸着は、気体状の有害物質分子を、ゼオライトや活性炭などの活性表面に堆積させる物理的プロセスです。有害物質除去のため、この設備は下流の熱的または触媒性の酸化段階により補完されます。
Ecopure® TARとEcopure® RTOは熱酸化プロセスを基礎とし、可燃性の有機有害物質に対する最も効率的な排気処理プロセスを提供しています。これらのテクノロジーにより、プロセスガス内の有機物質は二酸化炭素と水蒸気に転換するために、高温で酸化されます。発生した熱エネルギーは他の工程に活用できます。これにより、工程全体を持続的かつ効率的に構成することができます。
乾燥工程
塗料が車体に塗布された後、乾燥が必要になります。これは別個の乾燥工程で行われ、ここでも洗浄を要する有害物質はが有ります。多くの場合、排気処理には熱的設備のバリエーションが使用されますが、ここではEcopure® TARとEcopure® RTOが優先して使用されています。
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