ディップコーティングでの電気透析
モジュール式でエネルギー効率の良い湿式設備に電気透析を使用することにより、Dürrはあらゆる車両ボディに完璧な防食の基盤を作り上げます。
カソードディップコーティング(電着)は、前処理、すなわち車体の洗浄、脱脂およびリン酸塩処理と並び、下塗り分野の重要な工程です。車体はその際、水に溶かした塗料に満たされ、電界が生成された槽に浸されます。荷電されることで、電気分解プロセスが始まり、塗料が非常に抵抗力をもち、正電荷の(陰極)車体に付着します。酸イオンは残るため、隔膜により溶液から分離し、排出される必要があります。透析セルはアノードと隔膜から成る構造ユニットです。
Dürrはリーディング・サプライヤーとして、透析セルEcoCellを4つの異なるバリエーションで提供しており、それぞれが独自の用途に特化したアドバンテージを持っています。
革新的な設備のコンセプト、EcoDC MACSにより、単一のアノードとアノード群の柔軟な制御が可能になります。このモジュール性により、個別の電圧プロファイルを各車体タイプ向けに生成することが可能になります。高いエネルギー効率に加え、コーティング品質の向上も達成されます。