モジュール式作業場 – 柔軟で、多面的、個別的
現代の塗装設備では、自動化と手動タスク用の作業場が両立します。Dürrのモジュール式作業場は、これらの両者を結びつけることによってお客様の生産の柔軟性を高め、最大限の生産性をもたらします。
これから塗装設備の構成要素
これからの生産設備は、柔軟性と多様性および適応性の高さを特徴とします。このような生産施設ではインダストリー4.0のソリューションが統合され、品質改善が可能になり、コスト効率が良くなります。Dürrのモジュール式作業場は、たとえば、自動運転輸送システム(FTS)の統合に向けて最大限の柔軟性を提供し、お客様の生産を次世代の車両のために整えます。
柔軟なユニット設計
DürrのFlexFrameコンセプトは、開いた作業場(作業デッキ)にも閉じた作業場(作業ブース)にも適した、Dürrのモジュール式作業場の基盤です。この標準化されたユニットによって、作業場タイプと立地および設備コンポーネントの簡単で素早い適合が可能になります。必要に応じて壁および天井のモジュールを取り外または交換することによって、塗装工程での変わりやすい要求事項に対して作業場を個別に、また柔軟に適合させることができます。
WorkDeck
WorkBooth
メカトロ設計
一体型のメカトロ設計によって、構造の複雑性が抑えられ、組立て時間およびコストが削減されます。担体構造には基本的な照明があらかじめ組み込まれており、柔軟に表面表示灯を追加することもできます。一体型設計によって、別個のケーブルダクトは必要がなくなりました。すべての操作機能および供給機能は、構成可能な媒体センター内に収納され、分かりやすく配置されています。
機能素材
壁および天井のエレメントとしての機能性繊維により、モジュール式作業場はその特徴的な概観を与えられています。繊維の有する最新の外観と触感によって空間は快適で開放的なものに感じられ、騒音は低減されます。その結果、作業者の作業条件および作業人間工学は大幅に改善されます。閉じた作業場では、壁面と天井の面が透明であるため開放的な感じが加わります。
効果的な空調コンセプト
特に、閉じた作業場(作業ブース)では、効果的な空調コンセプトが重要です。Dürrのモジュール式作業場では、微小穴を備えた繊維チャンネルによって、作業環境への正確に定義された空気排出が行われます。これによって、ダストその他の排出物の最適な搬出が保証され、フローは最適化されて作業者の健康は最大限に保護されます。作業者の滞在領域に焦点を絞った場合も、スポットリペア場の全面にわたる場合も、隙間風や耳障りな騒音放射などのまったくない空調が可能です。
Dürrのモジュール式作業場がお客様にもたらすメリット
- 高い柔軟性とシンプルな拡張性
- 多様な使用可能性と個別の適合
- 一体型照明による効率的な空間利用
- 壁の繊維エレメントと空気チャンネルによる最適な作業場気候
- 最高の人間工学