酸化剤の再構築
Dürrはエネルギー費用を節約し、信頼性を向上させながら効率と性能を最適化する酸化剤への改良やアップグレードを行うことが可能です。
能力の増加
全世代のRTOで当初使用されていたランダムパック熱交換メディアによる圧力損失は現在の構造化されたメディアに比べ非常に大きいです。ランダムパックのメディアを構造化されたものに置き換えることで、ユニット全体の圧力損失が減少し、流量が増加します。
コスト削減と熱効率の向上
メディアの交換により、運用コストの削減と熱効率の向上が可能です。設計定格容量で酸化剤の圧力損失を減らすことで、より低い馬力で排気ファンの可動に繋がり、その結果節電効果があります。また電気コストの削減に加え、熱効率も大幅に改善されることになります。
熱交換器の修理・交換
Dürrは費用対効果の高い直接交換による熱交換器だけでなく、腐食環境、熱膨張、洗浄性などの特定のニーズに対応するカスタマイズされたユニットをご提供することが可能です。
提供されるソリューションは次のとおりです:
- 多段バーナー
- 稼働コストを最小限にするガス噴射/効率的な燃料使用
- スプリット脱着を伴うVOC濃縮器
- セラミック熱交換器の入れ替え
- 再生熱酸化システム用遮断検出器
- 熱交換器の設置
- 熱油蒸留
- 燃焼室用監視眼鏡
- 凝縮物/堆積物の形成防止
運用コストは、塗装工程からのVOC排出量を削減するために使用される大気汚染防止システムの重要な点です。Dürrは従来のハニカムブロックと同等のシステムよりもはるかに低い稼働コストとなる再生熱酸化用の新しいHEX-BLOCKハニカムブロックを開発しています。セラミック製ハニカムブロック熱交換器の独自の形状と新たに開発された構造は、電気とガスの消費量を最小限に抑えます。
新しいHEX-BLOCKハニカムブロックの恩恵を得られるのは、新しい大気汚染防止システムだけではありません。既存のあらゆる大気汚染防止システムでも使用でき、稼働コストや廃風流が削減され、システム容量が増加します。
Oxi.X TR.Com VIバーナーは新しいOxi.X TR再生熱酸化剤システムに標準装備され、将来のより厳しい排出制限の導入に対する重要な考慮点である、排出ガスの大幅な改善を実現します。バーナーはあらゆる既存システムへも改造・装着することが可能です。
- ユーティリティ消費量の削減: 監視ガラス冷却システムの空気ダクトの改善が圧縮空気消費量を50%削減します。
- 部分負荷で最適化された操作:プロセス空気量が以前のものより大幅に減少。エコスマートVECとの組み合わせによる節約への大きなポテンシャル
- 低レベルのNOx排出: より高温の前加熱温度でも、燃料供給の改善とより低い燃焼室温度の結果により窒素酸化物の放出レベルを削減。
- CO排出量の削減: 既存Oxi.X TRシステム内反応エリアに最適化された流量制御の結果、VOC転換における明らかな改善とクリーン・ガス数値の改善。
- 高温の予熱プロセス・エアー: プロセス・エアーを最大600°Cに予熱する特別な設計―溶剤を含む廃風流の費用対効果の高い処理を実現。
既存のシステムのエンジニアリング・スタディ(現状分析を含む)がバーナーの改造・設置が経済的で合理的であるかどうかを特定します。また別のアプローチとして、現在のシステム構成、運用モード、および消費に関するアンケート調査の実施も可能です。Dürrはアンケートの回答を評価し、結果をご報告します。
当社のビーティグハイム・ビシンゲンへの訪問で、実際にOxi.X TR.Com VIバーナーのデモンストレーションをご覧いただくのはいかがでしょうか?また当社は、お客様の工場にて個々のコンサルティングを喜んでご提供させていただきます。