塗装ロボット – モジュール構造、高い予備動力量。
Dürr塗装ロボットの第三世代はモジュール式の構造です。コンセプトは一貫して6軸および7軸キネマティックで実現されました。
ロボットのバリエーション間の違いはメインアームの追加回転軸のみとなります。それ以外は一貫して同一の構造部品であるため、スペアパーツ管理とメンテナンス作業が簡素化され、保管経費も削減されます。
クイック・ストッパーがカバーの取り外しを容易にし、内蔵の空圧・制御や高圧コンポーネントの交換のための効果的なアクセスを提供します。カラーチェンジャーと定量ポンプはロボットのフロントアームに取り付けられているため、素早い色交換を可能にし、色の損失や洗剤消費量を少なく抑えます。
EcoRP E043i – 7軸キネマティックによる柔軟性の増大
Dürrの第3世代ロボットEcoRP E043iは、数多くの革新的な機能を搭載しています。7番目の軸は塗装ロボットのキネマティックに直接連結されており、可動性が広がり作業領域が拡大します。これはロボットが車体のアクセスの難しいエリアにも問題なく到達することを可能にします。高い柔軟性により、この7軸ロボットの多くのアプリケーションでレールが不要になります。これにより塗装ブースを縮小でき、レールの投資コストとメンテナンスコストが不要となります。
6軸塗装ロボット – すべてのアプリケーションに対して柔軟
上でも下でも、斜めに吊られていても直立でも、固定でも移動でも:Dürrの6軸塗装ロボットは、塗装のタスクによって上または下に
敷かれたEcoRail X移動軸(EcoRP E/L133i)に取り付けられ、またレールなしの固定によって(EcoRP E/L033i)塗装ブースに設置されます。 モジュール構造により、6軸キネマティック搭載モデルは塗装にもフードを開くためにも、両方に使用されます。さらに、ロボットはフレーム処理、アンダーボディの保護、または層厚測定などのタスクに使用が可能です。
Scaraドアオープナー – 塗装工程の完璧な助っ人
ScaraロボットEcoRP L030i/130iは、大きい垂直ストロークのドアオープナーとして作動します。Scaraロボットは、コンパクトでフローが最適化された構造を持ち、塗装ブース内での設置に理想的なデザインです。Scaraドアオープナーは、スタンドアロン(EcoRP L030i)で固定させるか、またはコンパクトな、様々な高さに合わせて内部に設置されたレール(EcoRail S)の上で可動(EcoRP L130i)する設計が可能です。新開発のツール洗浄器EcoTool Cleanerは世界で唯一無二のものです。オープニング・ツールは空圧式旋回軸により洗浄器内に移動します。
スイングアームロボット - 商用車塗装における並外れたリーチ
スイングアームロボット EcoRP S053i 及び EcoRP S153i は主に商用車塗装用として設計されています。特に積載部の内板塗装およびリヤドアの外板塗装。この非常に稼働域の高いスイングアームにより、ロボットは簡単に積載部へ侵入が可能で、アクセスし辛い内販エリアにも簡単に届きます。非常に安定したメカニカルデザインを持つロボットアームは5m伸びながらボディの中へ入ります。塗装終了後には次のボディ塗装スペースを考慮し、折り畳みながら狭いスペースへと戻ります。この全自動ステーションは小型、大型商用車のボディ生産において最適なアクセス性を実現させ、ライントラッキングおよびストップ&ゴー生産の両方に適しています。