あらゆる使用範囲に向けた工程効率
粘性製品のアプリケーションはますます自動化されています。Dürrはこれを資格のある専門家、信頼性の高いソリューション、ならびに自社の質の高い製品群によってサポートします。当社はボディ・アプリケーションへのモジュラー構造の設備を提供します。
シームシーリング
溶接シームおよびシーリングシームは塗装前に密閉されます。重なるプレートや継ぎ目は特殊なPVC素材により閉鎖されます。この処置は、水が後になって車両内部に侵入できないようにします。
高い品質。低い材料消費。
ここで、ロボットによる完全自動シーリングがいよいよ市場を席巻してきています。手作業による人間工学的に困難な塗布作業が排除され、シームの品質は改善され、材料消費は削減されます。
ヘム・シールアプリケーション
ドア・シームへは視覚的に完璧で有る事求められます。ホイールアーチと比べて明らかに細かく、輪郭は明瞭に塗布されなくてはいけません。
ドアを閉じた状態でのシーリング塗布
ドア、エンジンフード、リアフラップの曲げ継ぎ目は、EcoRS16ロボットおよび高精度のDürrアプリケーション設備によりシールされます。特別なノズル技術により、ドアやフラップは基本的にシームの塗布の際に閉じたままです。アプリケーション品質は、視認できるシームの厳しい要求事項に対応します。
アンダーボディ・プロテクション
ホイールハウジングを含むアンダーボディエリアは、石が当たる等の影響を受けて厳しい状況にさらされます。損傷を防ぐためにアンダーボディ・プロテクションが塗布されます。
効率的な粘性製品の塗布
粘性製品の塗布をより効率的にするため、Dürrは電動ピストン定量供給ユニットEcoShot Meterを提供しています。緻密に作動するシステムは2つのサイズが選べ、シーリングと接着に使う粘性製品に適しており、DURRの標準モデルでほぼすべてのアプリケーションは可能です。
サイドシルのコーティングアプリケーション
車両のシルは石によるチップなどで厳しい状況にさらされます。このエリアを環境(雨、雪、石)の影響から保護するためにコーティングされます。
エッジの鮮明度が高いコーティング
この工程では輪郭のシャープなコーティングが必要です。Dürrはシルのマスキングが不要になる特殊アプリケータEcoGun2 MDを提供しています。
代わりとしては、スプレーしぶきのない平面アプリケーションを輪郭のシャープなシルへのアプリケーションを使用できます。選択肢として、特殊アプリケータ(EcoJet SE)と共にEcoGun1またはEcoGun2 3Dが使用されます。この処理には以下のメリットがあります:
- 空気供給、キャビンが不要(十分な保護柵)
- クリーニング費用の低減
- 塗料が微粒化されない
- わずかなコーティング厚(0.3 mm~)
最高レベルの精度で柔軟な塗布。
絶縁材は、特殊開発のノズル技術により塗布されます。自動化により柔軟性が高まり、精度の上昇、品質および絶対的な再現性の向上を確かなものとしています。機械はコンパクトで必要な床面積も減り、ロジスティックコストも節減されています。
絶縁材を噴霧
人間工学的に好ましい。絶縁マットを手動ではめ込むのではなく、ロボットにより自動化で噴霧されてきています。
立ちハゼ継ぎのアプリケーション
従来ではシール材料はまず継ぎ目の片側に、それから継ぎ目の逆側へ塗布されていました。Dürrはこれを一つのステップで済ませてしまいます。
1つの作業ステップで完璧なシール。
立ちハゼ継ぎ目の稜線は、1つの作業過程でPVCコーティングされ、耐食が施されます。断面図で観察すると、塗布されたシール材料はフォークレンチのように溶接されたプレートを包んでいます。これが立ちハゼ継ぎをシールし、サイクルタイムを短縮し、スプレーしぶきの発生と再作業を防ぎます。同じノズルにより、重ね継手のアプリケーションも塗布することができます。既存設備への後付けも可能です。
空洞防錆
多くの場合、車は内側から外側へ錆びていきます。新車がすぐに腐食し始めないように、塗装前に空洞を防錆します。
完全自動防錆
ワックス層により、ボディの空洞が錆から保護されます。ロボットは、腐食の危険のある範囲にランスと射出ノズルによってワックスを導入します。この方法は、材料の挿入を最小にし、ボディを最善の形で保護します。