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Oxi.X RL – ロータリーバルブ付きの RTO
Oxi.X RLは類例のないロータリーディストリビュータバルブ付きの再生熱燃焼設備で、工業プロセスの排ガス流出から揮発性有機化合物(VOC)、有害大気汚染物(HAP)および悪臭を99%以上除去することが可能です。Oxi.X RL は 熱処理 を利用しています。
Oxi.X RLのメリット
類例のないロータリーバルブシステムと放射状に配置されたセラミック熱交換用の底板により、Oxi.X RLはそのタイプでは市場で最もコンパクトなシステムとなっています。排ガス処理設備は事前製造、工場出荷時に組み立てられ、そのため最短時間で納入され、最終的な組立、そして運転を開始することが可能です。エレクトリック・ディバーターバルブにより、油圧式、空圧式ダンパー、調整駆動部およびリミットスイッチが不要になります。それにより、Oxi.X RLの複雑さもメンテナンスコストも低減されます。メイン操作パネルと周波数変換器を入れるための空調付きの制御室が各Oxi.X RL Skidにはあり、大部分のケーブル配線とシステム検査を発送前に工場で完了させることが可能です。
Oxi.X RLによるお客様のメリットを要約すると
- 容易な設置
- コンパクトな設計
- 低いメンテナンスコスト
- 低い運転コスト
- 油圧または空圧フラップが不要
Oxi.X RLの作動原理
DürrのOxi.X RLには12個の分離セラミック熱交換用の底板があり、ロータリーディストリビュータバルブ上に放射状に配置されています。流入する汚染空気はOxi.X RLの底面を通じて媒体の底板に流れ込み、あらかじめ予熱された5つの底板を通じ上部へ引っ張られます。
上昇する空気は加熱され、上側の燃焼室に入り、酸化過程を完了させる追加エネルギーがバーナーから持ち込まれます。この結果、有害物質が酸化され、CO2とH2Oに変換されます。続いて、熱く清潔な排ガスはその他の5個の隣接するセラミック底板を通し下へ引っ張られます。その際、清潔な空気が大気に放出される前に、まだ存在する熱エネルギーはブロックに移されます。
2個の「代用底板」は、入口および出口断面間の相互汚染を防ぐために使用され、Oxi.X RLの高い破壊効率性を確かなものとしています。酸化過程に必要な熱エネルギーの最大95%が排気処理設備内で回収できます。このように、バーナー運転のために必要な追加燃料を最小限にできます。
Oxi.X RLの採用例
排気処理設備Oxi.X RLは様々な産業セクターで使用可能です。関連分野の抜粋はこちらから:
- 化学工業
- 製薬業
- 石油化学工業
- 炭素繊維
- 食糧
- 複合材料 / 繊維
- 火災検査設備
- 鋳造
- ガラス
- 塗装・表面処理
- 印刷とコーティング
- ゴム / ラテックス
- 半導体
- 廃棄物処理 / リサイクル
- 木工工業
Oxi.X RLの技術仕様
Dürr Oxi.X RL 再生熱酸化装置は、25,000 SCFM ~ 80,000 SCFM(40,000 Nm3/h ~ 126,000 Nm3/h)の排気ガス流量に対応した、事前に設計されたサイズで利用できます。有害物質濃度は、<1g/Nm3~10g/Nm3または最大25 %のLEL(爆発下限)の範囲で処理することができます。Oxi.X RLは99%以上の効率があり、工業プロセスの排ガス流の以下の有害物質を破壊することができます:
- 脂肪族および芳香族の炭化水素
- 危険な有害大気汚染物(HAP: Hazardous Air Pollutants)
- 悪臭
Oxi.X RLの構造
コンパクトで規格化された排気処理設備Oxi.X RLは、ロータリーディストリビュータ上の特殊なエアフローによる処理技術上の工程ステップにおいて単体の容器内で実現され、さまざまなサイズで提供されています。設備は12個の分離セラミック熱交換器の底板から構成され、ロータリーディストリビュータ・バルブ上に放射状に配置されています。標準で、設備は最新鋭のバーナー制御技術を有し、バーナーと特許取得済みのローターシステムから構成されています。Oxi.X RLは輸送用フレーム上で事前組立てされ、可能な限り少ない部品数で搬送され、組立ての時間もコストも削減できます。
Carl-Benz-Str. 34
74321 Bietigheim-Bissingen
ドイツ